えべっさん
- 2012/01/12 14:57
- 近況
宵戎(よいえびす)の9日。関西の商売人の祭である『えべっさん』に行ってきました!
独立以来、えべっさん参拝はSPACESPACEの恒例行事となっています。私は父親も脱サラ後、商売人となったのでえべっさんには何度かついていったことがあったのですが、その参拝の仕方は正直ちゃんと知りませんでした。毎年、行く度に知ることもあり、今年やっとちゃんとした参拝ができたと思うので、その正しい(たぶん)参拝の仕方を書きたいと思います。(人ごみがすごくて、写真の質がめちゃくちゃ悪いですがあしからず。。。)
まずは、これは去年お参りして授けていただいた『笹』です。これを持参します。
今年は、地下鉄恵美須町駅から向かいました。途中、いろいろな屋台が出ているので、まず、たまごせんべいをゲット!
たまごせんべいって大阪以外の人は意外と知らないですよね?たこせんの上にお好み焼きソースを塗って、天カスをのせて、目玉やきをのせ、仕上げはマヨネーズ。ここのたまごせんべいは目玉焼き一個でしたが、くじで、1~3個のせる数が変わるところが多い気がします。
ところで、なぜ参拝前に屋台に寄るかと言うと、どうやら参拝後は福を授けてもらったのだから、寄り道せずまっすぐ家に帰らないといけないとのことなのです。寄り道をすると、その場所に福を落としてしまうとか。もしも、参拝後に寄るとしたら、そこはもう福を授かった商売人の腕の見せ所ということで、福をその店に落としたくないのなら、値切らないと駄目だというのです。値切るのはそんなに得意な方ではないので(素面ではw)、それならと先に屋台を楽しむことに。
本当なら毎年、二箇所くらいで「どてやき」か「ホルモン焼き」を食べるのですが、恵美須町駅からえべっさんは近すぎて屋台の数も少なくホルモン焼きには出会うことができませんでした。屋台を楽しむのなら、難波方面から歩いた方がよさそうです。で、屋台を楽しんだらいざ境内へ。境内内は「商売はんじょで、笹もて来い!!」の声でにぎわっています。この日は休みの日ともあって凄い人でした。
とりあえずは、去年の笹と縁起物を専用の桶に返します。
そして、本殿へのお参りのために並びます。横からもお参りできなくはないのですが、やっぱりちゃんとちょうちんの下を通るべく並びます。
やっとちょうちんの下までやってきて
もうすぐ本殿です。本殿前にきたらお賽銭をいれてお参り。
その後、本殿のすぐ横にいるお兄さんから笹をもらいます。笹はタダでくれます。このとき、笹を選ぶことができます。大きさだったり、枝ぶりだったり、葉の付き方だったり、自分の求める形の笹が出てくるまで待ってOKです。妥協は許されません。誰からも手が伸びない笹は、下に置かれていきます。
>笹をゲットしたら、笹に吉兆(縁起物)をつけてもらうために、お気に入りの「福娘」さんを探します。吉兆をつけてくれる人は、神社の氏子さんや奉賛会のみなさんなど、おじさんやおばさんもいますが、ここはやっぱり「福娘」!それも、お気に入りの娘に付けてもらうのがいいのだとか。ここでも妥協は許されません。
福娘さんたちはさすがにみんなかわいいのですが、私たちは今年は、ちょっとぽっちゃり目のいかにも「福」がありそうな「福娘」さんに吉兆を授けてもらうことに。お願いの種類によってつけてもらう吉兆が変わってきます。吉兆はひとつ1000円~2000円くらいです。今年は大判や金俵などをつけてもらいました。調子に乗ってあんまりつけすぎると、あっという間に一万円が飛んでいきます。ここは身の丈にあったお願いで、今後増やしていけたらいいな~という思いで控えめに。そして、吉兆を授けてもらった笹を持って、最後に本殿裏側の左と右に掛かっている大きなドラを手で叩いて「えべっさぁ~ん、今年もたのんまっせぇ~! 」とお願いして参拝終了です。これは、えびす様はどうやら耳が遠いらしく、ドラをたたいて気づいてもらい、笹につけた吉兆を見せて願い事を分かってもらい、ちゃんと聞いてもらうための念押しだそうです。
これで、まっすぐ家(事務所)に笹を持って帰ればOK!帰ったら、その笹を、南か東向きに飾ります。
これで、今年もSPACESPACEがますます頑張れる気がしてきます!来年の参拝でまた「えべっさん、ありがとうございましたぁ~~!」と言えるように頑張りたいと思います!