中津商店街の併用住宅 解体編①

中津商店街の併用住宅の解体作業を年末から行っています。
当初、3日~1週間程度で終わるんじゃないかと思っていた解体だったのですが、始めてみると、戸建てと言われていたのが連棟で隣と柱を共有していたり、増改築を繰り返した結果あるべき場所に柱がなかったり、商店部分は日々水を流して掃除していた結果、柱の足元はほぼ腐っていたり、雨漏れを繰り返した結果、一部梁と柱が腐っていて、解体途中に柱が抜け落ちたりで、もう大変。



今回のプロジェクトに協力してもらっている、SOUICHIRO PROJECTの川名さんと、今栄亮太建築設計事務所の今栄さんと、私とで柱と梁と壁にどう力が流れているかをその都度都度で判断しながらの作業。

常識では持たないはずの柱の数でなぜか建っている。
さすがに何ヶ所かは土壁を壊すことも怖いくらいだったので、途中で構造家の片岡くんに見に来てもらい、仮の補強柱を入れながらの解体作業が続いています。



今後、一旦解体の目途がたったら測量して意匠と構造の設計がはじまりますが、片岡くんに来てもらったついでに、基礎がない状態の建物なので、基礎をどうつくるかを壁に直接描いて説明してもらいました。

解体は、まだまだこれからです。安全に一番注意して頑張ろうと思います。