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横須賀美術館
2008/02/24 16:33

ある用事とコンペの敷地見学のため、2/14から16まで東京へ。15日はちょっと時間を潰しに、山本理顕作の横須賀美術館まで。JR横須賀駅は、東京に6年間住んだにも関わらず、始めて降りた駅だった。軍艦や潜水艦が行き交い、横浜とは全然違う雰囲気なうえ、駅舎が地方駅のようである。そこから更にバスで30分揺られて、観音崎にようやく到着。都内から2時間近くかかった。

美術館の大きなボリュームが半地下に配置してあり、山と海を繋いでいる。中に入ると結構大きな内部空間があった。




ガラスの箱の中に、入れ子になった展示室ボリューム。展示室に出入りする際に、箱と箱の間の隙間を通過する。屋根のガラスがカーテンウォールのように支持されてるが、シールが切れても大丈夫なんだろうか?


屋上からの絶景。双眼から浮上する潜水艦が見えた。


美術館の展示に無理をさせない程度に、内部空間も複雑になっており、面白い建物であるが、何より、QBS方式でこの建物が建ったことが驚きだと思う。なかなかこの様なものが出来てこない選定方式だったはずである。


writer:kagawa/ category:建物見学


9/7.8.9金沢・富山
2007/09/10 15:49

9/7昼頃に金沢駅着。駅前が、どこかの組織設計事務所の仕業でトラスだらけに。ここも妹島さんにまかせればいいのに。。。そのまま近江町市場で海鮮丼。雨の中歩いて21世紀美術館(設計:SANAA)に。

竣工から3年ぐらい経つが、特に目立った不具合も無さそう。金沢駅からの経路を、地下通路を整備したり道に彫刻を置いたりして、美術館を核とした街の活性 化が行われている様子が伺えます。

休日にはフリーマーケットなども行われているようです。地方都市における、新たな観光資源を活用した街作りの好例とし て、他の地域でもそのうち参照されそうな気がします。夏の暑さ対策にガラス面に朝顔を這わす対応がとても積極的。写真の様に全面朝顔が。涼しげです。

大学の師匠が主催する事務所、アトリエ・ワンによる「いきいきプロジェクト」も終盤戦。地元住民を巻き込み、金沢の街を調査して、街がいきいきするプロ ジェクトを提案していました。模型も置いてましたが、提案だけなんですかね?実現するものがあると、面白いのですが。大学院の授業で作った「首都高速ガイ ドブック」の断片がポストカードになって売られてました。一枚137円でした。

9/8金沢から富山県高岡市に移動。大学の同期、横山と待ち合わせる。同期が2人富山大学で建築を教えてます。今や立派に横山先生です。昔は建築学科が無 かったのに、最近出来たらしいです。アルミメーカーとの共同研究や近作などを見学。まだ助手のような立場であるにも関わらず、個室が与えられていて、かな り恵まれた環境にいるようです。プロダクト分野では、他の地方都市をリードしている富山県ですが、意外と地元の人には知られてないようです。高岡駅の地下 にあるアンテナショップも奥まった場所にあってわかりづらい。建築もプロダクト分野の作った流れについて行って欲しいものです。写真は市内の金屋町という 古い街並みの残った地域。駅の南口にあったはずのミラーレスの彫刻は邪魔になったらしく、既に取り外されてました。

その後、高校の同期と当時の担任を交えて海産物を食べ漁る。昔の悪行の話などで盛り上がる。次の日は廻っていても旨い寿司。来年こそは「風の盆」の時期に行きたいものです。


writer:kagawa/ category:建物見学