山中温泉
またまた、だいぶ時間があいてしまいましたが、先日行った富山~石川県~福井県旅行の中で、山中温泉に行ってきたときのことをちょっと。
山中温泉は加賀温泉郷の中にあります。名前のとおり、山に囲まれた街で自然豊かな場所でした。温泉街がきちんと整備されていて、温泉街めぐりが楽しめます。とは言うものの、行った時期が時期だっただけに、人通りがほとんどなく。。。
お天気も悪かったので、なんだか寂しい雰囲気でしたが、その分この温泉街に多くある、九谷焼や山中漆器のギャラリーをゆっくり見ることができました。街道沿いにはカフェや甘味処も多くあり、歩き疲れたらちょっと休憩。
お店の名前を忘れてしまいましたが。。クリームあん蜜をいただきました。このお店の器はどうも九谷焼と山中漆器を使っているらしく、周りのお客さんを見ていると、同じものを頼んでも、いろいろな器で出してくれてるみたいでした。器によって雰囲気も変わるし、その土地のものにこういうかたちで触れられるのっていいですよね。ついつい欲しくなり、帰りに山中漆器のマグカップを購入してしまっていました。休憩のあと、「お散歩マップ」とやらを手がかりに「芭蕉ゆかりの地を訪ねて散策」コースを歩いてみました。
季節的に、寒々しい写真になってしまっていますが、空気がキリっとしていて気持ちよかったです。きっと紅葉の季節など、もっと気持ちよく、いい景色なんでしょうね。川の水もつめたそうです。まだところどころに雪が残っていました。そして、途中現れたのが、「あやとりはし」という橋。
この橋、上から見るとS字型をしているらしく、構造があやとりのようなことからこの名前がついたとか。デザインはなぜか華道草月流三代目家元・勅使河原宏のものらしいです。
私は温泉街が好きです。温泉街というのは、街路がうまくコミュニティーの場として残されたところが多く、「温泉」という明確なウリを元にまちづくりがなされ、コンセプトがはっきりとしています。特に今回行った山中温泉では、街路だけではなく、もともとの自然を生かした散策路が温泉街のメインの街路とは外れたところにあることで、メイン街路以外への人の誘導、その途中にあるギャラリーやカフェにより、まち全体への観光客の誘導が可能になっていました。
ちょうど一日をのんびり過ごすことができる街として規模としても丁度いい温泉街でした。