竹原義二先生退官記念講演&パーティー
先日、綿業会館で行われた竹原義二先生の退官記念講演&パーティー。第一部として、長年竹原先生との親交の深い、貴志雅樹先生との掛け合い講義。名物の黒板絵を前に、同じ年に生まれ、同じように建築家の元に弟子入りした先生方がそれぞれ担当され同じ年に発表された、石井修氏の目神山の家と安藤忠雄氏の住吉の長屋について当時の思い出も挟みながら語っていただきました。
実は私、4回生の頃(2004年)に、この竹原先生と貴志先生の掛け合い授業を聴講するために市大に行き潜っていたこともあり、とても懐かしく聞きました。あの時と同じく、お二人が本当に楽しそうに建築について話される姿は、建築って楽しいものなんだなと思わせてくれるものでした。
会場には立ち見が出るほど多くの人が来られていました。
その後のパーティーでは、もっと人が増え会場はいっぱい。竹原先生を慕う人たちがこんなにもたくさんおられることに、改めて竹原先生の偉大さを感じる会でした。
それにしても、この名物の黒板絵。何度見ても美しいしかっこいい。たった4色で描かれた絵なのに。これを授業の1時間前に来て描いておいて、授業の間に話しながら描き加えていく。凄い労力と情熱だと思いますが、その労力と情熱があってこそ、学生たちに響くものは大きかったんでしょうね。先生も最後におっしゃっていましたが、この名物授業がなくなるのはもったいない。是非いろいろな学校に出張して、この講義をしていただきたいものです。