2019/08/26 22:32
SPACESPACE展 <gadget>–生活を形作る新しい建築の部材について、本日8月26日(月)をもって無事終了しました。ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。
SPACESPACE展 <gadget>–生活を形作る新しい建築の部材について、本日8月26日(月)をもって無事終了しました。ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。
大型台風10号上陸のため、明日8月15日(木)は終日休廊とさせていただきます。ご来場を予定されていたお客様へは大変ご迷惑をお掛け致しますが、ご理解の程宜しくお願い申し上げます。
8月11日、第一回目のレクチャーは会場1Fの屋台で開催しました。ガジェットという概念について、パネルになっている映画等の動画を用いて1時間。次回17日はもう少し建築の話をしようかと思います。
トークイベントのお知らせ。
現在開催中の、SPACESPACE展 <gadget>–生活を形作る新しい建築の部材について、に関連したトークイベントを下記の日程で開催します。要申込。是非ご参加ください。
日時:
1. 8月11日(日) 18:00-19:00
2. 8月17日(土) 18:00-19:00
3. 8月23日(金 )18:00-19:00
会場:日本橋の家(大阪市中央区日本橋2-5-15)
定員:20名(30名が恐らく限界)
申込:space@spacspac.comまで下記御記入の上お申込ください。
氏名: /所属: /希望日: /メールアドレス:
「ギャラリー 日本橋の家」にてSPACESPACE展< g a d g e t > – 生活を形作る新しい建築の部材についてを開催します。
gadget(ガジェット)は「装置」や「仕掛け」といったdeviceと似たような意味で使われる言葉でしたが、iphoneやその他の携帯電子機器などをdigital gadgetと呼ぶ昨今、そこにはちょっと違った意味が含まれています。「楽しむための機能をもったもの」というニュアンスの意味です。
建築がこれまで機能として扱ってきたのは、住宅においては風呂やトイレなどの部屋で規定されるものや機能を特定の形で定義した家具のようなもので、これらがないと生活が成り立ちません。
この「機能」という言葉が取り逃がしてきた、生活を豊かにする用途や意味をgadgetは持っています。
また、金属とガラスでできた薄くて小さな板が音楽プレーヤや方位磁針、電卓、時計などのさまざまな機能をもつ様に、機能と形態が一義的に結びつかないこともgadgetの特徴です。
本展覧会では、このgadgetという概念を軸に過去作や進行中のプロジェクトで使われている部材を、模型や実物で展示しています。
日時:2019.7.26 [金] – 2019.8.26 [月]
開廊時間:平日11:00~18:00 土日祝11:00~19:00
会場:ギャラリー 日 本 橋 の 家(大阪市中央区日本橋2-5-15)
入場無料
問い合わせ:S P A C E S P A C E tel:06-6376-4752 mail:space@spacspac.com web:http://www.spacspac.com
主催:金森秀治郎(ギャラリー 日本橋の家)
協賛:学校法人福田学園 大阪工業技術専門学校 総合資格学院 田島ルーフィング株式会社 関西防水管理事業協同組合 三星床工事業協会 株式会社メインサービス
会期中にトークイベント等を開催する予定です。FBのイベントページもしくは、弊社HPをご確認ください。
先週の金曜日、JUDI関西のセミナーで
建築家の街との係わり方
岸上純子と梅田・中津の場合
というテーマでお話させていただきました。
建築とまちづくり・都市計画は近い分野のようで、コミュニティとしては分かれている印象でアウェイ感が多少あり、またJUDIというとてもアカデミックな場でお話させてもらうことに、少々緊張していました。
90分の時間をいただいたんですが、なにをどこからどう話していいのやら随分悩みました。
90分しゃべり続けるってなかなか大変だな~と思っていたのですが、準備しだすとしゃべりたいことがたくさん出て来て。。挙句、始まる直前には緊張から変な楽しみになり、アドレナリンでまくりで、気が付いたら90分みっちりしゃべり倒してました..
今回のお話のきっかけを岡先生からいただいたことで、自分の今やってることの整理もできたし、これからやりたいことを考えるきっかけにもなったし、いろんな方々との出会いもあって、本当にありがたい機会でした!
とにかくアドレナリンでまくりの夜でした!!
ちょっとアドレナリンでまくり過ぎて、しゃべりすぎた感がありなのと、思いのほか笑いが取れなかったのが反省点。。
会場の空気をもっと惹きつけるようなしゃべりしたいな~。
周りにいっぱいそんな雰囲気作れる人たちがいるので、日々勉強です!
また誰かどこかに呼んでください!!
オランダのデルフト工科大学の学生がSPACESPACE事務所に見学に来ました。
引率する教員もいますが、学生有志がスポンサーを付けて東京から福岡まで夜行バスを利用して3週間ぐらい旅行するそうです。
大阪見学の際にうちの事務所の見学に立ち寄ってくれました。SPACESPACEのことはネットで見つけたと言っていたので、どこかの海外サイトですかね。
30人入るとさすがに狭い。事務所と住居を説明。
民泊になったかのように見える事務所に商店街が騒然と。
1ヶ月ぐらい前に突然連絡があり、レクチャーもして欲しいとのことでしたので、事務所のイベントスペースを利用して英語でレクチャー。拙い英語ですが、内容は伝わってるようでした。
15~20人程度の利用は想定してましたが、なんとか座れてます。
その後、酷暑のなか萱島駅の作品までご案内。オランダの学生はD-APARTMENTのようなコンセプチャルな建物の方に興味を持つかと思いましたが、隣に建つ老人ホームにもいろいろ質問が出ていました。
夕方、再合流して新世界から道頓堀を歩くツアーに参加。土曜の夜の観光スポットは人が多すぎる。
まだ、旅程の前半戦ですが、大阪は人によく話しかけられるし、話しかけやすい。東京よりも緑が多いというような話をしていました。実際は東京のほうが緑化率は高いのですが、公園のようなスポットでは無く、道路を個人が専有して植木鉢が並んでいたりするので、そのように感じるようです。
学生の頃特に影響を受けた建築家の多いオランダの学生に興味を持って貰えるのは光栄ですね。
良い旅を!またのお越しをお待ちしております。
数年ぶりに富山県高岡市まで行ってきました。
小学校2年生から高校3年生まで住んでたのですが、親の転勤で借家住まいだったので今は滅多に行く機会も無く、今回は富山大学芸術文化学部建築デザインコースで課題のゲストクリティーク、レクチャーのため久しぶりの訪問でした。
僕が大学受験をした頃、富山大学に建築学科は無かったのですが、県内の3つの国立大学が合併して以降出来たそうです。工業デザイン系と校舎が同じで、3Dプリンター等の加工設備がかなり充実してうらやましい環境でした。
工芸分野ではかなりの成果を上げている富山県、建築もこれからがんばって欲しいです。
富山大 横山さんのリノベ。伝統的な街並みの残る市街地で町家を宿泊施設に変える試み。その他にも様々な仕事を手がけてるそうです。
最近出来た「能作」のショールーム+社屋。
TOYAMAキラリ。富山駅周辺にはマンションが徐々に増えつつあり、長年続けてきたコンパクトシティ構想が成果をあげつつあるように見えました。高齢者世帯が長く住んだ家から町中に引っ越すことにかなり抵抗があるように思っていたのですが、雪国特有の「雪掻き」問題が引越を後押しているようです。
先日の東京藝大に続き、宇都宮大学でレクチャーをしてきました。
今回は1年以上通っている宇都宮での開催ということもあり、君岡鉄工宇都宮工場の設計を中心に、自家用車が日常の移動手段になるロードサイドや住宅開発地などの「郊外」での建築の実践についての話。
講演後の質疑応答、宇都宮大の安森先生とのディスカッションも盛り上がりました。
餃子を囲んだ懇親会では、安森研究室の活動を紹介頂きました。
宇都宮は餃子だけでなく、自転車の町だったりします。日光、益子などの観光地、大谷石で作られた建築などの観光資源も豊富で、地方の中でもかなり高いポテンシャルを持っています。
地方都市特有の行政との距離感の近さも活かしつつ、いろいろな分野へ活動・研究を展開されているのが大変興味深かったです。
随分前になってしまうのですが、北区まちづくりセンターが企画している「まちゼミ」というイベントの第一回に参加してきました。
まちゼミとは、『毎回、個性豊かなゲストをお迎えし、それぞれのテーマで、まちづくり、人づくりにつながるお話を伺う』(まちセンFBから引用)会です。個性豊かなゲストは、昨年度数回にわたって行われた「まちづくり塾」の参加者の方々です
私もそのまちづくり塾にひょんなきっかけから参加しはじめ、地域にたくさんの、老若男女問わず自分たちの「まち」に関心のある面白い人たちと出会いました。
第一回目は、大淀でコミュニティ作りとマーケット作りを目的とした衣食住のトータルイベント「テングマルシェ」や、ヨリドコワーキン(シェアオフィス)を運営されている細川裕之さんの今までの活動や考え方、街を巻き込むイベント作りのノウハウなどのお話でした。
お話を聞いていて、よそ者ではなく、細川さんのようにやはり当事者がその地域に腰を据えて継続的に行動を起こすことが、どんどん地域の人を巻き込み、自然とコミュニティーを形成していく気がしました。また、このまちゼミやまちづくり塾を企画してくれている、北区まちづくりセンターのみなさんの力もとても大きいことをつくづく感じました。
こうやって、人と人をつなげてもらうことでまた新たな動きが生まれる予感がしています。地域にこんなに知り合いができたのも、まちづくり塾に参加してからだし、本当にこの半年くらいの間に私の周りの状況はどんどん変わっていて日々ワクワクしています。それに、まちづくり塾をはじめ、今回のまちゼミもなのですが、毎回ほとんど子連れで参加させてもらえているのが特にありがたく思っています。
出産前は、建築のレクチャーなど時間ができたら聞きに行き、いろんなインプットができていたのですが、出産後この4年間で本当に久しぶりにレクチャーに行けた気がしています。他にも子供さんを連れて来られる方がいるので、連れて行きやすいのと、まちセンの方が相手をしてくださったりで、本当にありがたいんです。下は3歳から上は70~80歳くらいのベテランの方々まで、こんなにいろんな人が聞いているレクチャーっていいですよね!
うちの子はまだ4歳になったばかりなので、そんなに理解はしていませんが、こうやっていろんな年代の大人たちが、自分たちのまちについて考えている姿を見ることって大事な気がしています。参加者の一人の中学生の男の子は、もう将来まちの役に立てるような仕事に就きたいと決めているそうです。頼もしい!
そういう意味でも、こういう会は素敵です!!今週末は第2回まちゼミ!これまた楽しみです!!
先日、OCTで三十数年勤め上げられ、退官される月形先生と、谷川先生の最終講義がありました。
谷川先生がOCTに来られたのは1979年とのこと。私が生まれた年です。そんな長い間OCTを見てこられ、教鞭をとり続けられたお二人のお話でした。同じように月日をOCTとともに過ごされてきたお二方ですが、その最終講義のやり方は全く違いました。
月形先生は、専門が都市計画でありながら、お話されたのは、ご自身とOCTとの歩みについて。35年という月日の間には、たくさんの変革期があったそうです。建築学科だけで10クラス以上あった時代。その人数に対応するために、専門は都市計画でありながら猛勉強の末、建築設備の授業も担当されたり、時には製図の先生として教鞭をとられたり。
はたまた学校運営についても長きにわたり関わって来られていて、そのお話はOCTの歴史の深さと先生の熱い思いが伝わってくるものでした。
また谷川先生は専門が建築史。中でもゴシック建築が専門なので、ゴシック建築の話をされるのかと思いきや、タイトルはゴシック建築と禅。禅!?!?という疑問を持ちながら頭の片隅に、数か月前、先生が頭を丸めてこられたのを思い出しました。
お話を聞いていると、どうやら在家の仏教徒になられたとのこと。そもそも、キリスト教の宗教建築としてのゴシック建築を研究されていた中で、教会や大聖堂など、人々が祈りを捧げ、瞑想する空間はとても神聖で情緒的で体で感じるものであり、そんな場所をスケールで測ったり、プロポーションを研究したりすることに、とても疑問を感じていたとのこと。そんな宗教観に接する中で、「仏教」に興味を持ち、禅の世界にはいったのだそうです。
先生のされたお話は、まるで仏教のお説教のようでとても深く、先生の人生観を感じるものでした。
お二人とも、語り口は違えども、やはり人生、お考え、ともに深く、私が先生方の年になった時に、このような深い話をできる人間になっているんだろうか、こんなに深みのある人間になっていたい。と思わせてくれる講義でした。そして、先生たちが作り上げてこられたOCTをきちんと受け継いでいかないといけないなと、背筋が伸びました!
講義終了後は、先生方と送別会へ。
お二人と写真を撮っていただきました。
月形先生、谷川先生。本当に長い間お疲れ様でした。