群馬建築ツアー①~天神山のアトリエ~
先日ちょっと東京に用事があったので、少し足を伸ばして、ずっと行きたかった群馬の建築家、生物建築舎の藤野さんのオフィスである「天神山のアトリエ」を見学させてもらいました。
このオフィス。親建築誌に掲載された時「なにこれ!」と事務所内で話題になった注目作!その時は藤野さんと面識がなかったのですが、昨年末のソウルでの展覧会の時にご一緒させてもらい、今回の訪問が実現しました!
外観。幹線道路沿いにそれはあります。とてもシンプル。しかし、なにが注目作かというと。
??地面が繋がっていますが、間にガラス。そう、ガラスの手前か奥どちらかが建築の中。いわゆる室内です。さて、どちらが室内でどちらが外部かわかりますか?答えは。。手前はなんと室内です。室内ということは、アトリエです。そのアトリエがこれ!このような環境の中でみなさんお仕事をされています。
とにかく気持ちのいい空間です。もちろん空も見えます。
なんだか、自然の中にポンっと机をおいたようなオフィスです。
本棚は木のように高く作られています。はしごに登る島田陽さん。私も登りましたが、登るとオフィスを見下ろし、木をまた違った視線から感じることができ、小鳥になったような気分でした。しかし、あまりに怖くて写真は撮れず、、
今回は夏だったので、テーブルの中心にはパラソルが置いてあり、日射しを和らげていました。
想像ではもっと暑いかと思っていたのですが、もちろんエアコンがあったのもありますが、窓を開けたりすることで、風が通り抜けることで体感としては涼しく感じました。また、レモンユーカリやいろいろな植物に囲まれているせいで、風と共に葉や枝が揺れてこすれる音や、花や葉の匂いが感じられ、本当に心地のいい空間でした。
自分のオフィス兼自宅だからできることとは言え、決して趣味的ではなく、建築の構成と共に深い思考をされた植栽の設計も興味深く、そして、日々変化するそれらと共に生活している生き方そのものが、とても面白く思いました。日々変化し、成長する建築だと思いますまた違う季節にも行ってみたくなりました。
そんな、「天神山のアトリエ」の日々を綴ったブログがこちらです。
生物建築舎日記