南八木町町家改修WS①

約2年前から我々がサポートをしているまちづくり活動があります。

奈良県橿原市南八木地区で、空き家となった古い町屋を改修することにより、まちに開かれた場とする活動です。第一期としては、一軒の空き家だった町屋を地域の方々や、近隣にある奈良県立医科大学の医学生たち、私が教員をしているOCTの学生や先生と一緒に改修することにより、まちのコミュニティースペースとなるような、学生が運営する「食堂」と「寺子屋」に生まれ変わらせました。



そして、この1月から第二期として、以前改修した町屋の二軒隣の空き家活用に向けて動き出しています。


まだ、どのように活用していくかは検討中なのですが、まずは現状把握を。ということで、先日、OCTの学生を引き連れて、実測に行ってきました。
いくつかのチームに分かれ、それぞれの担当箇所を実測し、メモしていきます。






屋根裏にも上がって実測もします。また、実測と同時に床板を剥いだりしながら現状の建物の状態を診断していきました。


みんな埃だらけになりながらも、一生懸命作業していました。いくら机上で勉強していても、実際に見ることが一番の理解につながります。そして、実測の後は図面化していく作業です。測り残しがないようにその場で手描きでどんどんラフに図面化していきました。


今回は、とにかく町屋という「モノ」を知るところから。次回は、この「モノ」のよさを伝える「コト」の企画として、近隣の小学生と一緒に左官ワークショップをします。
また、その様子も報告したいと思います。