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SPACESPACE


ワークショップ「堀田さんの家・私の家・私たちのマチ」
2013/07/30 12:03

先週の日曜日、亀岡にある「みずのき美術館」でワークショップをしてきました。
今みずのき美術館では、堀田哲明さんの個展が開かれています。堀田さんの絵のほとんどは「家」がモチーフになっているのと、とても鮮やかでカラフルな色が特徴です。その堀田さんの絵を建築の視点で見たら面白いのではないかというワークショップの依頼でした。
そこで私たちは、堀田さんの絵の中の家を立体的に立ち上げる過程で、スケールをイメージしてもらい、家の中がどんな間取りになっているのかを想像し、絵では見えていない他の面はどうなっているのかを考えてもらうワークショップを企画しました。

参加者は3歳から60歳くらいまでの幅広い方々で、建築関係の方は皆無wそんな中、なんとかそれぞれひとつずつ、堀田さんの家のような「私の家」ができました。<



そして、その後それら「私の家」がたくさん集まった「私たちのマチ」をみんなでつくりました。「どこに道をつくる?」「私の家の前は芝生の庭」とか話しながらどんどんマチをつくっていきました。




予定の時間が過ぎても、みんな切ったり貼ったり。夢中になってくれていました!
今回は親子参加が4組もいて、子供たちも5人もいました。みずのき美術館が町にあるおかげで、幅広い世代が交流出来ていいですね。
本来、公共施設ってこうあるべきなんだろうな~と思わされる場所です。堀田さんの展覧会は9月1日まで。今回のワークショップの成果も美術館向かいにある「みずのきカフェ」に飾ってあるのでこちらもあわせてどうぞ。


writer:KishigamiJunko/ category:WS-みずのき, イベント, 講演, 近況


堀田さんの家・私の家・私たちのマチ
2013/06/17 16:35

みずのき美術館で開催される、堀田哲明展「たくさんのひとつの家」の会期中にワークショップ講師を務めさせて頂きます。堀田哲明さんという、ある時からずっと家を描き続けてきた人の個展です。
画家による家の展覧会(建築展)。必見かと思います。是非ご参加ください。

ワークショップ 「堀田さんの家・私の家・私たちのマチ」
画用紙の中の堀田さんの「家」。大きさは? 住んでいるのは誰? ほかの家は?建築家SPACESPACEさんと一緒に、堀田さんの家、私たちの家が建つマチをつくってみましょう。
日時:7月27日(土)13:00~17:00
会場:みずのきカフェ
講師:SPACESPACE(www.spacspac.com
料金:無料
定員:25名(参加申込は、みずのき美術館まで)

以下、展覧会の概要です。
堀田哲明展 たくさんのひとつの家
開催期間:2013年6月22日(土)~9月1日(日)
開館時間:10:00ー18:00 休館日:月曜日・火曜日(但し、祝日は開館)
会場:みずのき美術館・みずのきカフェ(やまざき商店2階)
入館料:無料
主催:京都府・みずのき美術館
監修:保坂健二朗
監修者によるギャラリートーク
日時:7月20日(土)14:00~16:00
定員:40名(申込不要)

2012年10月に、乾久美子さんによる設計(リノベーション)で亀岡の商店街にオープンしたみ ずのき美術館。
3つ目の展覧会となる今回は、はじめての個展となります。選ばれたのは堀田哲明さん。1949年に生まれた方で、ある時からずっと家を描き続けてきました。
基本的に一枚に一軒の家。屋根の大きさ、窓の数はさまざま。塗り分け方も自由で、時々家の向きを変える。その結果、たくさんの家が生まれました。そんな堀田さんの作品を見ていると、「家って、こんなに豊かな表情を持つことができるんだ」「おお、こういう色使いもありえるのか」と驚かされることしばしばです。
だから、この展覧会は、色彩の秘密を知りたい人や、豊かな建築をつくりたいと思っている人に、是非見てほしい。そして、展示された何百もの「家」を前にして、なぜ堀田さんがこれほどまでに家を描いたのかについて、ちょっと考えをめぐらしていただければ幸いです。
ちなみに今回出品されるのは、すべてみずのきが所蔵する作品ですが、堀田さんの「家」は、アール・ブリュット・コレクションという、スイスはローザンヌにある美術館にも収蔵されています。お見逃しなく。
保坂健二朗(本展監修者、東京国立近代美術館主任研究員)


writer:kagawa/ category:WS-みずのき, お知らせ, イベント