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動物たちの家
2013/06/08 21:42

先日、久々に天王寺動物園に行って来ました!天王寺動物園は、最近動物の生息地の環境を可能な限り再現した生態展示の導入を進めているらしく、カバやサイがいるアフリカサバンナゾーン、アジアゾウを飼育しているアジアの熱帯雨林ゾーンなどが新しくできていました(新しいと言っても、私の小中学校のころはなかった、、というくらいの新しさですが、、)

シマウマやインパラもいたアフリカサバンナゾーン。大阪市内とは思えない緑たっぷりの飼育空間です。


そして、アジアゾウのいる熱帯雨林ゾーン。


これだけ見ると、一瞬どこか分からなくなるくらいどこか大自然っぽいですよね。しかし、実はすぐそこに、あべのハルカスがそびえ立っています。。


それはもう、とても不思議な風景です。ぞうさんたちはどう思ってるんでしょうね。。それにしても、天王寺動物園で人気1、2位を争ってるはずのシロクマくんの飼育舎がひどい。。


白く塗っただけ。。流石にシロクマの生息地の環境を可能な限り再現するのは難しいんでしょうけど、、どの動物たちも、暑さのためかほんとぐったりしていて、覇気がないんですよね。百獣の王ライオンでさえ、お腹を見せて寝転がってるし。。もっと動きまわる動物たちが見たいですよね。

哺乳類の中で唯一と言っていいほどイキイキしてたのが、ひつじ!ひつじ舎は、来園者が100円で餌を買ってあげることのできる仕組みになっているためか、餌をもらおうと、ギラギラした感じの羊たちw


動物園で生活していたら、楽しみなんて食事くらいですもんね。でも、動物園に言って少ないけれどイキイキしている動物が見れてよかったです。チビくんも唯一ひつじにだけ大興奮でした。
そういえば数年前卒制で学生が、動物園の飼育舎ではなく「動物たちの家」の提案をしていましたが、自然の中ではないけれど、本当に動物たちが幸せに暮らせる「家」のような建築って可能なんでしょうか。
ちょっと数年前の彼の作品に思いを馳せた動物園の帰り道でした。


writer:KishigamiJunko/ category:近況


中之島ピクニック
2013/05/17 22:21

5月5日のこどもの日。ここのところ、とてもお天気のいい気持ちのいい日が続いていたので、中之島にピクニックに行って来ました。
中之島ではちょうど中之島まつりの真っ最中。芝生広場も開放され、多くの人で賑わっていました!


ところどころに木陰ができていて、みんなそこにゴザを敷いてくつろいでいます。


とにかく、子どもや犬や若い学生のような子たちも、お年寄りもいろんな人達で賑わっていました。便利な場所にあって、気軽にピクニックするには絶好の場所でした。そして、こどもの日ということもあり、天満橋駅寄りの大川沿いには鯉のぼりがあがっていました。


そして大川を眺めていると、さまざまな船が行き来します


そういうのを見ているのも楽しいです。かつての私の中之島イメージは、バラ園もあるし中之島まつりなどはあるけれど、こんなにも多くの人で溢れかえる場所ではありませんでした。ましてやピクニックがこんなに楽しくできる場所だとは思ってもいませんでした。けれど、「水都大阪2009」に向けて整備された中之島公園は見事に生まれ変わっていました。
決してきれいな水ではないけれど、親水性を優先し出来る限り水際に作られた遊歩道。ところどころに設けられたバルコニーや大階段などの溜まり。それらがなんともさり気なく、もともとある風景や環境に寄り添ったデザインに感じました。
本当にここちの良い、大阪が水のまちであることを自然に体感できるいい場所でした。
次は船に乗って、川から陸を見てみたい気持ちになりました。


writer:KishigamiJunko/ category:近況


島ヶ原ホヅプロ工房竣工パーティーへ
2013/05/08 10:40

先日、久々に島ヶ原に行ってきました!島ヶ原とは奈良と三重の県境にあり、今や時の人となっている山崎亮さんらstudio-Lさんによって、ホヅプロというプロジェクトが進行中のまちです。


JRの島ヶ原の駅を降りるとこんな風景が広がっています。こんなにのんびりとした風景ですが、大阪から1時間ちょっとで行けます。線路脇右奥に見えるのが、今回竣工した工房。今回は、今後木工教室などの拠点となる工房が竣工したとのことで、竣工パーティーに呼んで頂きました。

工房


私達も2006年頃このプロジェクトの初期に関わらせてもらいました。元製材所だった場所の中に「ねどこ」を設計させてもらい、学生さんたちが中心となって建ててくれました。→グリーンヒル

その後もいろいろな方によって「ねどこ」が計画されて建築雑誌
「新建築(2011年10月号)、今では6棟の「ねどこ」ができています。

竣工から6年近く経ったグリーンヒル。この日も、屋上にはたくさんの人が登ってくれていました!


私もちびを抱え、恐る恐る登って来ました。流石に片手にちび抱っこだと怖いw


外壁の黒板塗装もいい感じに年期がはいってきています。内部には、泊まった時をイメージして、寝袋が置かれていたり、テーブルの上には食器などが置かれてディスプレイされていました。


竣工パーティーでは、studio-Lさんが同じく関わってられる、北加賀屋みんな農園さんからの野菜やら、おかみさんの会のみなさんの手料理でいっぱいでした!


ちびくんも持っていった離乳食は食べず、たくさんあった温野菜をいっぱい食べて超満足そうでした。


今度は、工房になにかつくり に行きたいですね。


writer:KishigamiJunko/ category:実施-ホヅプロ, 近況


Around Architects 朴さん来阪
2013/04/26 16:36

ブログが遅くなってしまいましたが、桜がきれいに咲いた4月の初旬、韓国ソウルから来客がありました。
昨年末にソウルで開かれ、我々も出展させていただいた、「同じ家、違う家」展でご一緒した、元SAAIで今は独立されAround Architectsを主宰されている朴昶炫さんがご家族と共に来阪されました。
来阪に合わせて、SPACESPACE事務所にて朴さんによる同世代建築家インタビューが行われました!関西の同世代の建築家であるタトアーキテクツの島田陽さんと八百光設計設計部の垣内光司さん、岐阜から大建metの平野さんと布村さんも来られて、みんなで座談会のようなインタビューとなりました。

朴さん(右から3人目)からの質問は、日本社会における建築家の状況、環境に対する姿勢、社会に対する意識、上の世代の建築家からの影響、設計業務の進め方についてなどでした。そこから日本と韓国とで共通すること、異なること、世代の問題などが見えてきて、「同じ家、違う家」展のシンポジウムでの議論の延長のようなインタビューとなっていました。

その後、みんなで日本らしい(大阪らしい)居酒屋へ。朴さんや平野さん、うちの子供たちも含め、賑やかな食事となりました。(賑やか過ぎて写真を撮り忘れました。。。)

そして次の日、朴さん一家と平野さん一家とともにSPACESPACE作品ツアーへ。まずは、Dアパートメントへ。じっくり建築を見る大人たちと、階段と中庭ではしゃぐ子供たち。次の「地面と屋根上の家」では、お施主さんの子供さん二人も加わり、言葉が通じない中もみんなで「丘」によじ登ったり、降りたりと大はしゃぎ!朴さんの奥さんいわく、「うちの子、この旅行で二番目に楽しそう!」と。(一番はポケモンセンターだそうですw)(これもまた一層賑やか過ぎて写真を撮り忘れました。。。)言葉が通じなくたって、子供たちのコミュニケーションを誘発する装置となった二つの建築。

なんだか、自分たちが考えたものがそういうきっけけになったことがうれしく思う一日でした。


writer:KishigamiJunko/ category:Seoul, 建物見学, 近況


ママ友ランチ情報2
2013/03/14 23:30

ひさびさのママ友ランチ情報です!お待たせしました!実は前回のママ友ランチ情報1のアクセス数が凄く、第二弾を!と思っていたのですが、ランチは何度もしてるくせに、チビさんに手を取られ、ママ友との話に夢中になり、結局写真が全然ない~ということが続いていました。。。だから今回は、「ブログに書くぞ!」と意気込んで写真をばっちり撮ってきました!

今回紹介するのはうふ料理八かく庵 大阪マルビル店!http://r.gnavi.co.jp/k015466/
梅田マルビルの地下二階にあります。

なぜか、八角形のロゴのような模様はあるものの、どこにも八かく庵と書かれていなくて、最初お店の前まで来たのに、違うと思って引き返しました。。分かりづらいです。目印は「とうふ料理」と書いてくれてるところくらいでしょうか。暖簾には「豆腐百珍」と書かれてるから余計ややこしい。とにかくココです。


お店は、基本的にはテーブル席ですが、奥に座敷(堀ごたつ)席が4名×4テーブルあります。2テーブルずつ壁で仕切られているので、4名以下だと別の人と同じ空間に。8名以上だと二部屋に分かれてしまいます。個室ではないので、授乳はできませんが、近くに赤ちゃんルームがあるので授乳する人も安心かと。でも、母乳の人はホントは個室がいいんでしょうね。そういう意味ではここは×です。
今回私たちは3人+ちび一人(あ、ママ友会じゃない。。そう今日は私だけが子連れでしたw)隣のテーブルは二組の親子が利用されてました。子連れにはやっぱり便利なお座敷席ですね。


料理はランチで5種類ほどあり、お値段は1500円前後。結構豪華です。
これはうちらが頼んだ九菜の彩りランチ1280円!


ボリュームたっぷりです!最初におぼろ豆腐が出てくるのですが(左手奥)、これだと離乳食中のちびさんも食べられます。うちの8ヶ月のおチビちゃんも凄い勢いで食べていました!
大人は、塩・しょうゆ・桜塩でいろいろな味で楽しめます!そしてなんとこれが食べ放題!そして、ご飯もお変わり自由!このランチ、すごく品数が多いのですがなにぶん豆腐が中心。かなりぺロっと食べれてしまいます。ご飯も豆腐も実はおかわりしたかったのですが、後の二人がそれほどでもなさそうだったので自粛w
でもまぁ、おかわりなしでも満足のお昼でした!お部屋もお料理もあわせてかなりの満足度!オススメですっ!

そして、マルビルのいいところは、出てすぐにベビールームがあります。


おむつ交換室と授乳室に分かれていて、結構広いです。
まずは、おむつ交換室。ここは男女共用です。お父さんおじいちゃんも一緒に入れます。
右手に交換台が4台(内1台は車椅子利用者対応用)。奥に給湯器と洗面等があります。左にはソファもあります。おむつ替えのペーパーシートも常備されています!これはありがたい!


そこから自動ドアを通って左奥に授乳室。ここはもちろん女性専用。


ひとつひとつ小部屋になっていて3室あり、ソファがあって物をおける台があります。この部屋にも給湯器と洗面台がありました。去年の4月にリニューアルされ、広くなったそうです。とてもきれいでした。

この日、こういうスペースがあると調べてマルビルに行ったのに、実はおむつ替えの時に見つけられなくて、しぶしぶ多目的トイレへ。多目的トイレってやっぱりトイレだからなんか清潔じゃなさそうだし、なぜか多目的トイレには荷物掛けのフックがないところが多いんですよね。。おむつ交換ベッドにもチビさん寝かせたらかばんとか置くスペースないし、必死に荷物持ちながらのおむつ替えを余儀なくされます。。だから、ほんとこういうスペースがあるのはありがたい!次回からはここを利用しようと思います。

私みたいに見つけられない人のために、場所を書いておきますね。
大阪駅前ダイヤモンド地下街(ディアモール大阪)円形広場西側です。ディアモールからマルビルに入る手前右側です。ディアモールからマルビルに向いて右側をちょっと振り返る感じです。ちょっと分かりにくい場所ですが、ランチの途中におむつ替え&授乳OKです!


writer:KishigamiJunko/ category:グルメ, 近況


JIAデザイントーク
2013/03/02 15:52

みずのき美術館での講演より前になりますが、中之島公会堂にてJIAデザイントークが開かれました。
デザイントークとは『近畿地区で活躍する建築家がプレゼンテーターとして作品を発表し、複数のコメンテーターが様々な観点から批評と質疑応答を繰り返すとともに、時には聴講参加者もその論議に参加して、デザイン・計画を論じ、研修の場とするもの』(JIAのHPからの抜粋)です。
今回は、SPACESPACEと木村松本建築設計事務所さんでの会でした。紹介させていただいた作品は「Dアパートメント」と最近竣工したリフォームの2作品。

デザイントークは今までに何度か聞く側として参加していたのですが、やはりこの会の特徴としてあるのが、幅広い世代の方々が参加されているところです。 また、今回はコメンテーターとして本多友常先生が来てくださっていたのと、司会に青砥先生、会場にはJIA近畿支部長の小島先生がいらっしゃってこともあり、その世代の方々の目に私たちのやっていることがどう写っているのかご意見をお聞きしたい反面、どのような手厳しい批評がくるのか正直どきどきしていました。
香川からのプレゼン後、長田さん前田さんも含め、先生方から様々なご意見をいただきました。会が終わった後も小島先生が私たちのところに来てくださり、二次会でも青砥さんや生山さんとお話させていただき、先生方の世代の方々が普段考えておられることと、私たちが今考えていることの差異を知ることができました。
普段あまり上の世代の方々と自分たちの仕事を通してお話させていただく機会がないので、とても有意義な会でした。


writer:KishigamiJunko/ category:講演, 近況


みずのき美術館
2013/02/26 21:49

先週は怒涛のレクチャーウィーク!自分たちがしゃべる会2つに、聞きに行く会3つ。
まずは、昨日のみずのき美術館でのレクチャーから遡っていきたいと思います。昨日は、京都府亀岡市で乾久美子さんが設計された「みずのき美術館」で、乾さんとの対談。「小さな都市と建築」というテーマ。
まず、私たちからテーマに沿って自分たちのプロジェクトをいくつかプレゼン。次に、乾さんからもプロジェクトをプレゼンしていただき、その後少し質問という会でした。





まず、会場のみずのき美術館。町屋を改修した美術館でなんとも居心地がいい。亀岡市内にある町屋に京都の町屋のような統一した形式がないことから、形式にこだわらない改修がされていて、それがとてもおおらかな空間をつくりだしていました。


空間もおおらかでしたが、スタッフの方々もとてもおおらかであたたかく、場がますますいきいきしていました。きっと、建築と人があいまってより素晴らしい場所になるのでしょう。これからますますあの場所がまちの人たちをつなぐ場になりそうな気がしました。
レクチャーの中でも話したのですが、まちをデザインしていくのに人の関わりをどうデザインするのかということが大切だと思っています。人がどう関わり、どのようなことをするのか、それを受け止める建築があればまちもきっと活気付きます。
みずのき美術館はそのような場所になる可能性をたくさん秘めた場所でした。これから、ここをきっかけにまちがどう変わっていくのか、また見に行ってみたいです。


writer:KishigamiJunko/ category:イベント, 建物見学, 講演, 近況


もったいない
2013/01/26 18:45

今日のこども英語リトミックで先生から聞いた話。
英語には日本語の「お疲れ様でした」とか新年の挨拶である「本年もよろしくお願いします」のような表現はないといいます。それは英語というものは「I」が文章中のどこにあっても小文字にならないことに現れているとおり、「私」が大事で、悪く言えば自己中心的な言語だそうです。
だから、「本年もよろしくお願いします」と言われたって、「先のことはわからないわ」となるし、「なぜ、人が疲れてるかどうかわからないのに、敬意を表すの?」ということらしいんです。
そういう意味で、日本語って本当に、他者に敬意を払い、他者に愛情を持ったいい言葉だといいます。そういう日本語のいいところが現れている言葉のひとつに「もったいない」があるそうです。
そもそも「もったいない=勿体無い」とは『仏教用語の「物体(もったい)」を否定する語で、物の本来あるべき姿がなくなるのを惜しみ、嘆く気持ちを表している。日本の民俗信仰である古神道を源流とする神道においては、「散る桜の花びら」や、「吐息の一つ一つ」にまで命が宿るとされ、森羅万象に対して、慈しみや感謝の念を持って接してきた。その心根が「もったいない」という価値観の根底に流れている』(ウィキペディア参照)です。
なんて美しい言葉なんでしょう。その「もったいない」が今、世界中で「MOTTAINAI」というそのままの言葉で広まりつつあるそうです。日本人としてとても誇らしいことですね。
「もったいない」は英語で「wasteful」とも訳せますが、自然や物に対する敬意や愛などの意思、いわゆるリスペクトの意味を含んだ単語はないそうです。
「もったいない」に含まれる、他者に対する敬意や感謝を忘れず日本人として恥ずかしくないようにしなければな。と少し背筋の伸びるいいお話でした。


writer:KishigamiJunko/ category:近況


十日戎
2013/01/20 17:57

今年も事務所の恒例行事となっている「十日戎」に行ってきました!
今年はチビさんも一緒だったため、明るいうちにお参りに。宵宮の日だったのもあり、とてもすいていていたので、すんなりと本宮にお参りをし、笹をもらい、すんなりと一番お気に入りの(私の好みw)の福娘さんに縁起物をつけてもらえた。所要時間約10分。多少あっけなかったけど、ちびさん連れだからしょうがない。
帰りも、授けてもらった福を他に落とさないように寄り道せずまっすぐ帰るのが吉らしいし、屋台にも寄らずまっすぐ帰宅。仕事がいっぱい来ますように!
たのんまっせ!えべっさん!!!


writer:KishigamiJunko/ category:近況


謹 賀 新 年 2013
2013/01/02 15:33

旧年中は格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
昨年は、大阪府建築コンクールの渡辺節賞(Dアパートメント)のほか、幾つかの海外建築賞(Design for Asia Award・SAIE selection)を受賞しました。また、1.17/3.11 明日への建築展、にほんのいえ展などの展覧会のほか、年末には初の海外展である日韓現代建築交流展「同じ家、違う家」(Seoul,Korea)に参加する機会を得ました。奈良県生駒市に竣工したリフォームもそろそろ発表される予定です。
本年もより一層尽力して参りたいと存じておりますので、何卒、昨年同様変わらぬご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2013年 元旦
S P A C E S P A C E/香 川 貴 範+岸 上 純 子




writer:kagawa/ category:近況