SPCSPCブログ

SPACESPACE


デルフト工科大学が中津商店街に
2018/07/23 15:36

オランダのデルフト工科大学の学生がSPACESPACE事務所に見学に来ました。
引率する教員もいますが、学生有志がスポンサーを付けて東京から福岡まで夜行バスを利用して3週間ぐらい旅行するそうです。
大阪見学の際にうちの事務所の見学に立ち寄ってくれました。SPACESPACEのことはネットで見つけたと言っていたので、どこかの海外サイトですかね。

30人入るとさすがに狭い。事務所と住居を説明。

民泊になったかのように見える事務所に商店街が騒然と。

1ヶ月ぐらい前に突然連絡があり、レクチャーもして欲しいとのことでしたので、事務所のイベントスペースを利用して英語でレクチャー。拙い英語ですが、内容は伝わってるようでした。
15~20人程度の利用は想定してましたが、なんとか座れてます。

その後、酷暑のなか萱島駅の作品までご案内。オランダの学生はD-APARTMENTのようなコンセプチャルな建物の方に興味を持つかと思いましたが、隣に建つ老人ホームにもいろいろ質問が出ていました。

夕方、再合流して新世界から道頓堀を歩くツアーに参加。土曜の夜の観光スポットは人が多すぎる。

まだ、旅程の前半戦ですが、大阪は人によく話しかけられるし、話しかけやすい。東京よりも緑が多いというような話をしていました。実際は東京のほうが緑化率は高いのですが、公園のようなスポットでは無く、道路を個人が専有して植木鉢が並んでいたりするので、そのように感じるようです。
学生の頃特に影響を受けた建築家の多いオランダの学生に興味を持って貰えるのは光栄ですね。

良い旅を!またのお越しをお待ちしております。




今ちゃんの「実は・・・」
2018/06/06 07:10

本日、6月6日、深夜23時37分~放送の今ちゃんの「実は・・・」のシャンプーハットさんのコーナーである「オーマイガットハウス」にうちの事務所兼自宅が出ます!

先日、収録があったのですが、どんな風に編集されてるのか楽しみとドキドキです!

遅い時間&関西ローカルですが、お時間ある方はぜひご覧ください。


writer:KishigamiJunko/ category:実施-中津商店街の併用住宅, 掲載, 未分類, 近況


中津商店街の併用住宅〜天井貼り〜
2017/07/05 05:38

6月11日のイベント以降、内装工事が着々と?進んでいます。
仕上げは「上から下に」が基本!ということで、二階の天井貼りから。この家の二階の天井には、古い柱や梁や束などがどんどん干渉してくるため、その調整が大変です。いざ、作業を始めてみると、想像以上に大変でした。
上を向いての作業というのもの大変なのですが、なにより、天井に干渉してくる柱や梁や束の穴あけが大変。。一つ一つ寸法を測り、仮の治具を何度も当てて微調整しながら作り、本番の天井材を切り出すという、、根気のいる作業。。

材を貼る時は上向きなのでかなり大変。。


なかなか大変でしたが、なんとか、2週間ほどかかって天井が仕上がりました!


writer:KishigamiJunko/ category:実施-中津商店街の併用住宅, 近況


工事過程をダイジェストで
2017/06/23 17:38

先日6/11に中津の併用住宅の現場で開催されたイベント「ふるい建具いりませんか?」は、想像をはるかに超える多くの方にご来場頂きました。
当日は、2階に解体から現在までの工事過程を展示していたのですが、よく見ると当ブログでは基礎配筋工事で止まっている状態ですので、超ダイジェストですが、工事過程の一部を載せておきます。

イベントでの工事過程展示風景。


基礎打設。木造の柱をコンクリートに埋込む、鉄骨造のような納まり。柱は引抜防止のための加工をしてます。この状態でようやく躯体が安定します。


2F。1Fと同様に数本の柱を入替え。この後内装用の下地を入れて、断熱材を施工。


既設階段を取り外し、位置を移動して階段新設。1F床も一部土間の箇所を残して根太+合板を施工。仕上げはまだ後。商店街側はまだ仮囲の合板が見えてますが、全面ガラスになります。


壁が出来上がった辺りで、天井下地がスタート。


天井下地が完了した状態。ワンルームですが壁際に水廻りや収納があり、窓のサイズも替えてたりするので結構時間かかってます。


この後天井の下地合板を貼って仕上工事手前ぐらいが、イベント時の状態です。
まだどういう建築になるのか判らないですね。大物が結構残ってます。しばらくお待ちください。




中津商店街の併用住宅〜土間コン打ち〜
2017/02/11 23:56

中津の併用住宅の現場は、ゆっくりながらも徐々に進んでいます。11月の半ばには、構造補強の要ともなる基礎の土間コン打ちをしました。

この家は、仕上げの解体をして構造体をあらわにしたところほとんどの柱の足元が腐っていて、1階の面積が50平米ある中、地面についている柱が数本、、、という感じでした。仕上げ材と土壁でなんとなくもっていて、長屋なのでなんとかお隣に支えてもらって建っているという状況でした。

残っている柱の足元にも基礎はない状態だったので、今回の改修にあたり構造を補強する中で、基礎スラブは重要な要素でした。基礎なので、配筋をしてコンクリートを打ちました。配筋の工事も見よう見まねで自分たちの手で。

学生たちも手伝ってくれてなんとか丸一日かけて配筋を終えました。


writer:KishigamiJunko/ category:実施-中津商店街の併用住宅


中津商店街の併用住宅 屋根工事編~動画~
2016/09/21 10:13

中津商店街の併用住宅の工事では、神戸芸術工科大学の4回生の三好天都くんに記録写真と映像撮影編集で入ってもらっています。その動画ができましたので、アップします。



大工の集団ではなく、設計の集団で、建物の解体から施工までを行っています。施工協力メンバーも随時アップしていきますが、まずは主力メンバーとして川名一吉さんsuper architects川名さんには本当にお世話になっています。

私ひとりではどうにもならないこの物件を、なんとかしてくれる、力強い協力者です。

ご本人も設計事務所を営みながら、設計施工での仕事を多くされていて、風貌からは想像つかない(笑)おしゃれなものを作ってはります。センスもあるし、いい人やし、面白いし、大工仕事もできる!お肉大好きお兄さんです。

川名さんとの出会いはOCT!私がOCTの教員になったころ、夜間のTAをされていて、一緒に産学連携プロジェクトに関わってからの知り合いで、活動の面白さと人柄に惹かれて、いつか一緒に仕事がしたいと、今回の中津のプロジェクトをお願いしました。


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中津商店街の併用住宅 屋根工事編②
2016/09/20 17:05

中津商店街の併用住宅屋根工事は、夏も終わろうとしている今、もうずいぶん前になるのですが、本格的な梅雨入り前になんとか防水工事を終わらせようというのと、光が入らない1階部分になんとか光を入れるための「光ダクト」用のトップライト設置工事をしました。防水屋さんとの打合せ後中津商店街の併用住宅屋根工事編①参照)、まずは屋根の下地作りに入りました。

戦前の建物であり、庶民の長屋なので、かなり安く建てられた感じで、屋根の梁も小さいし、束はいがんでるし、垂木は小さいし、野地板は薄いし。。その上にずっしりと瓦が。。となんとも不安な屋根だったので、瓦を下し、野地板として構造用合板を一枚上から貼り剛性をとることにしました。そして、屋根の形も複雑なので、塩ビ防水でくるっと全て巻いてしまうための下地作りをしました。

フラットな部分は勾配を取るために、下地の材料を切って、屋根に上がって下地を作ってその上から合板を貼ります。。




勾配屋根の部分は瓦を下して、その下の土を取り、合板を貼っていきます。




そしてトップライトのための穴をあけて、そこに、太陽の光を最大限に集められるよう、傾きのついた煙突のようなトップライトを設置しました。



そのうえで、防水やさんによる、シート防水で全体をくるっと覆ってもらう。という一連の工事でした。

これで、とりあえず二階の屋根からの漏水は大丈夫!(なはず)

この後、いよいよ内部の構造補強工事に入っていきました。


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中津商店街の併用住宅 屋根工事編①
2016/06/14 18:09

中津商店街の併用住宅は、4か月以上続いた解体作業がひと段落したので、梅雨に向けて雨漏れしまくりの屋根の補修に取かかりました。さすがに防水工事は自分たちの手では無理だという判断で、はじめて職人さんの手を借りることに。早速、防水屋さんに来てもらい、打合せ。


下地まではこちらの手で、その上でできるだけ安い方法を検討しました。


増改築が繰り返されたせいで、なかなか複雑な屋根形状をしているので、どう納めるかが難しいところです。


それにしても、屋根の上はとてもいい眺め!


周りは昔ながらの長屋ばかりで低い建物ばかりなのと、梅田まで徒歩10分だけあって、すぐそこにグランフロントやスカイビル、ハービス大阪が見える。しかし、ふと裏の家を見ると、屋根がすっかり抜け落ちたり、植物に浸食されきった長屋が(笑)

凄いギャップです。

でもこういうところが、この場所の魅力でもあるのです。

最後になぜかみんなで記念写真。

左から、施工を一緒にお願いしている川名さん(SOUICHIRO PROJECT)と今栄さん(今栄亮太建築設計事務所)とうちの香川。田島ルーフィングでソレッテ大阪のチームメートである気田さんと防水屋さんの日下山さん。

いろいろな人の協力があって、だんだんできてきています!


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中津商店街の併用住宅 解体編④
2016/05/07 02:59

前回の解体作業から早や二か月。。3月末になってやっと仕事の合間を縫って解体の続きができました。2階の解体作業とガラ出し。その後、一階のシャッターを撤去するために、なぜか二重の柱梁になっていて、シャッターボックスしか支えてなかったものを撤去してみると、現状は部屋内の梁なのに、どうやら昭和35年時点では外壁だった形跡のプレートが。

建具がはまってたらしき溝も。

それにしても、大掃除施行済之証ってなに!?!?

今の完了済証みたいなものなんでしょうか?

って調べて見ました!どうやら昭和29年に制定された掃除法という法律があって、この法律に罰則はありませんでしたが、建物の占有者は、毎年1回、市町村長の定める計画に従って、大掃除を行わなければならないと決まっていたそうです。。

解体をしていると、この家の増改築の歴史を遡るようで面白い。


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中津商店街の併用住宅 解体編③
2016/01/24 14:59

内部の解体はだいぶ終盤戦になってきたので、通り側のシャッター解体に向けて、仮囲いを作りました。ず~っと解体ばかりで壊す作業ばっかりで飽きつつあったのが、やっと「作る」ことができて、なんだか達成感!とはいえ、あくまでも仮囲いなので、最終的には壊すものなのですが。。
やっぱり作るのは楽しい!!




扉は二階の物置の出入り口に使われていたものを再利用。合板の継目も角材で隠したり、既存の照明器具をダミーでつけてみたり、事務所名を描いてみたりとちょっと遊んでみた。

若干仮設にしては遊び過ぎたのか、ご近所さんには「もうできたん!」と言われたり。


まだまだ内部は解体を一旦終えた状態でこんな感じです。

これから既存図描いて計画を進めていきます!


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