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海外の掲載誌+新・港村
2012/07/02 14:42

HOUSE DESIGN1という韓国の書籍にDアパートメントが掲載されました。

海外の掲載誌はPDF版で済まされたりして、意外と送られて来なかったりします。珍しく送らて来たのでブログにアップします。

全287P

また、昨年の夏、2011年8月6日から11月6日まで行われた新・港村の記録集が出版されました。

全271P。3ヶ月で膨大な数のイベントが行われたことがわかる充実の内容。夏の熱気が伝わってきます。ブックショップもちょくちょく写っています。さすがに、全てのイベントに参加した人はいないんじゃないでしょうか。

現在は新・港区というシェアオフィスとして継続中。関西にもこういうイベントがあれば良いのですが。



writer:kagawa/ category:展覧会, 掲載


雑誌取材
2012/06/26 21:22

先日、「地面と屋根上の家」が某インテリア雑誌の取材を受けました。

女性のライターさんとカメラマンさんが取材に来てくださいました。

地面と屋根上の家は、これまでにもいくつかの雑誌社やテレビの取材を受けていますが、やはり、媒体の特徴によって質問されることや写真の取り方にも違いがでてきます。

今回はインテリアの一般誌ということもあり、建築の全体構成というよりは、丘のファブリックのことであったり、色のことなどの質問が多かったのですが、やはり私たちの建築の考え方を説明しようとすると、どうしても建築的なこと、構成のことになっていきます。
それでもできるだけ、一般の方にも分かりやすいように自分の中で翻訳しながらの取材対応を心がけました。

写真は、竣工から2年近くが経って、いい感じに生活感が出ているのと、暖かい季節なこともあり、丘にカバーがかかっていない状態での初メディア登場となります。

先日、原稿があがってきましたが、とてもいい写真が撮れていました。だんだんカメラ慣れしてきている、お子さん二人がめちゃくちゃかわいく、この住宅を演出してくれています。

そんな、雑誌が7月中頃に発売になるかと思います。
また、出版されましたらお知らせしますので是非手に取ってご覧頂ければと思います。
また、違った「地面と屋根上の家」の姿が見れるかと思います!


writer:KishigamiJunko/ category:掲載


兵庫建築一揆 2
2012/05/25 13:31

開催後だいぶ経ってしまいましたが、各班の提案内容とちょっと講評を。

まずは1班。

大阪市内のとある長屋密集地のヴォイドをコミュニティの場にするという提案。 コミュニティーのきっかけとして、震災時に構造的不安のある長屋の構造を補強するフレーム(構造的にほとんど効かないようなものだったけど・・・)を外部にまで突き出すことにより、そこにテントのようなものをかけて、居場所をつくる。
この案は、長屋の「裏」が地域コミュニティの場になるという点で、一見魅力的だったのだけれど、このような提案に適したヴォイドが地域の中にどれだけ存在し、どれだけ閉じたものではなく開けたものにできうるのか。どれだけの、どの範囲の住人たちまでコミュニティの対象に入れているのかなどが議論された。結果、どうも、今回見つけてきた場所だからこそ可能な案で、汎用性が少ない印象で残念。

2班。

花壇により、集合住宅内のコミュニティを形成するという案。人が住む場所もグリッドだけ決めておき、住人自身にどこに住むかを自由に決めてもらうというもの。高低差などもあり、風景として楽しげな案。花壇と生活の距離を住人が選びながら住むという集合住宅のかたち。けれど、残念なのは生活する場のプランが普通だったこと。花壇との関係や、外部との関係、他の住戸との関係性などがプランに影響してきていてもよかったのではという印象。
あとは、みんなでコミュニティ=共同する=花壇という提案が既視感があることが残念。

3班。

入居率が60%程度になった集住をスケルトンにし、これもまた、住人自身が他者と距離をはかりながら住む場所を決めるという案。距離をとる方法として、すりガラスの開口部や、布?で仕切った吹き抜けなどの仕掛けが提案されていたけれど、それがあまり魅力的ではなかったのが残念。そのような材料に頼った提案ではない方法で距離を設計して欲しかった。それと、やはり居住率を60%のまま提案するのでは、共用部が豊かになるのが当たり前なのだから、もう少しリアリティのある提案が欲しかった。

4班。

まちのコミュニティ形成に、「祭り」を持ち込むという提案。「来た!」と思うも、どうも私が思う魅力と、彼らの考えていることに食い違い多数。。祭りというのは、年1回の出来事ではなく、その日のために組織される祭り独自のコミュニティがある。また、そのコミュニティが集まる場もとても大切な場となり、祭りは日常に溶け込む。「祭り」は一見、「非日常」的であるが、実はとても地域の「日常」になりうるものである。なのに、提案が、祭りの際に神輿が通る順路の提案というイベントの提案にとどまっており、神輿を収納する倉庫を提案しているにもかかわらず、その倉庫はあくまでも倉庫であって、「目立たないもの」「黒子」として質疑応答の際も、断じて建築的に提案しようとしなかったことが残念。

5班

まちへの記憶、愛着ってどこから生まれるんだろう?という疑問から始まった提案。グループメンバー各自の原風景をスケッチしたり、ディスカッションする中で、人の記憶に残るまちの風景のきっかけを探っていた。まちや、都市の日常を考える中で着眼はよかったのだけれど、最終的に選んだ敷地に行ってみたら、既に、「凄く人と人との関わりが深いいい町だった」「僕たちの理想の町だった」で終わってしまっており、それが情緒的なことで完結していて、設計言語にまで行き着かなかったのが残念。

6班

既存の木造住宅に、シェルターのようなボリュームを挿入するという案。最初のプレゼンの時に、「他は壊れても残るシェルターを持つ住宅を新築する」というので、それなら、全部が壊れないものをつくろうよ。。。という話になったのだけれど、ディスカッションをするうちに、既存の住宅に挿入するシステムだと考えているというメンバーもいて、それならアリかという話に。
OCTの去年の卒制で、同じような提案があった。要するに、構造的に不安な住宅に、被災時に「最低限の生活の場」になりうるコンクリートの構造体を挿入する。日常時はもちろん普通の住宅の一室として機能し、被災時、もしも他の部分が崩壊しても、この構造体は残り、「最低限の生活の場」として、また、自分の家があった「場所の証」として、「復興のきっかけ」としてあり続ける。いつ起こるかわからない震災のみに備えるのではなく、日常をも快適にし、もしもの時はそれが人々を守り、コミュニティを残し、復興のきっかけとなる「備え」の提案はありうるかもしれないと思った。しかし、彼らの提案でおしいのは、「日常」を快適にしてくれるものではなかったこと。あまりにも、シェルターが構造体でしかなく空間化されていなかったこと。でも惜しい。

最後に7班

これも、2、3班と同じく、コミュニティ形成のために、参加型で建築をつくる案。柱と屋根だけ与え、まずは一番小さいスケールのものとして「一人の居場所」をつくる。次の段階で、それが住宅となり、最終的には公共施設となり、都市となる。という提案。参加型で、「囲い」をつくるために、かたちを規定しないように与える屋根はいびつな形をしている。システムとしてわからなくもないが、やはりリアリティに欠ける。いったい誰がどのようにプロデュースし全体をまとめていくのか。所有の問題はどうなるのか。など。今回のテーマに対して、7班中5班が震災によりコミュニティの大切さを感じ、コミュニティ形成のための住人参加。という提案だった。他の2班は土地への記憶に対する提案。確かに、住人が「つくる」プロセスに関わるとそこに愛着が湧き、コミュニティ形成のきっかけになることは様々なワークショップが各地で行われていることからも分かる。
しかし、そのファシリテーションやプロデュース、システムづくりが大切なのであって、単に、「住民が自由に」とか言っていると夢物語で終わってしまう。

今回のテーマでは、震災という「非日常」をきっかけに「日常」を捉えなおし、建築をとりまく環境を再構築、再定義するきっかけになればという意図であった。「非日常」に「備える」だけではなく、それが「日常」を豊かにできるものが魅力的だと考える。そういった意味では、どの班もちょっと惜しい!という感じ。
しかし、3日間という時間、真剣に震災について考え、それなりの答えを出したことは評価できると思うし、いい機会だったと思う。ここで考えたことを忘れずに今後も、建築とは何かについて考え続けて欲しいと思う。

ということで、私もいろいろ考えさせられました。呼んでくれてありがとう!
作品解説が間違ってたらゴメンナサイ。私の記憶に残っている解釈です。これらの作品を実際に見たい方は是非、KIITO( 神戸商工貿易センタービル26階 2620号室 )へ!現在、(5/19~6/3まで)これらの作品が展示されているそうです。


writer:KishigamiJunko/ category:イベント


第58回大阪建築コンクール 受賞者講演会
2012/05/21 15:20

第58回大阪建築コンクール 受賞者講演会が行われます。 審査委員とのトークセッション、受賞作品のパネル展示等も行われるようですので、ぜひ足をお運びください。

日時:2012年6月7日(木)18:00~20:00(受付開始17:30~)
会場:ハービスOSAKA 4Fイベントルーム

出演者:
大阪府知事賞/野村 充(野村充建築設計事務所)/赤木 隆(㈱日建設計)/小幡剛也(㈱竹中工務店)/渡辺節賞/香川貴範+岸上純子(SPACESPACE) 渡辺節賞奨励賞/中西正佳(㈱竹中工務店
(パネラー)審査委員長 / 小玉祐一郎 審査委員 / 芦澤 竜一 / 内海 慎介 / 忽那 裕樹 / 満田 衛資
(コーディネーター)矢田 朝士

募集:50名(会員・会員外・学生 どなたでも参加いただけます)
参加費:無料 申込:必要事項を記入しFax又はE-mailでお申込ください。
FAX06-6943-7103 E‐mail:info@aba-osakafu.or.jp


writer:kagawa/ category:受賞, 講演


兵庫建築一揆 1
2012/05/16 13:06

先日のGW中に、兵庫県の建築学生が主催する「兵庫県建築一揆2012というイベントに講評者として呼んでいただいて参加してきました。
このイベントは、兵庫県下の建築学生間の交流を目的とし、6~7人のグループに分かれて72時間設計を行う即日設計コンペティション・ワークショップです。今年で3年目だそうで、今年はKIITOで開催されました。
今回の講評者は、芦澤竜一さん、畑友洋さん、建築写真家の田岡伸樹さん、私の4人。設計の課題文については、芦澤さんと畑さんと私でメール会議の末、決めました。
今年の課題は「震災後の日常」 以下、課題文です。
『東日本大震災後一年が経ちました。震災後、日常が大きく変わった人、変わらなかった人。それぞれの震災後の日常があったかと思います。直接何らかの形で関わった人や、間接的に関わった人、情報として知っている人などそれぞれ感じ方は違っていると思いますが、明らかに先の震災によって、少なくとも日本の建築におけるパラダイムはシフトしたと思いますし、そうしないといけないと思います。
17年前に、同じく大きな地震を経験した兵庫県において、今回の学生の集まりが少なくともそういったことをそれぞれの立場で考える場所になるだけでも有意義な場になるのではないでしょうか。震災後、身の回りの日常的なものを再編する必要性もでてきていると思います。例えば都市、まちの中である場所を発見し、建築的に再編集するというプロセスを考えることもあるかもしれません。日常や生活・住まい、コミュニティー、都市構造や都市システム、公共性などの再編・再構築も必要となっています。一度、この機会にみなさんで、「震災後の日常」を見つめなおし、これからの世界・都市・社会を提案してみてください。』このイベントの成果が、後日一般の人に向けた展示を前提に行われていることもあり、震災を経験したこの兵庫という地で、もう一度震災について考えることが有意義だと考えました。

5月2日の夜に課題発表があり、3日の15時から中間講評。


中間講評では畑さんと私が出席し、学生さんの発表後、コメントと個別エスキス。


さすがに、課題発表から半日なので、課題に対するアプローチと方法の筋が通ってない班が多く、考えていることを整理するようなエスキスをしました。そして、2日後。最終講評会です。芦澤さんが急用で来れなくなり、三人での講評となりました。


丸3日、泊り込んでひたすら課題に取り組んだ学生さんたち。体力的にも限界かと思われる中、発表会が行われました。
まずは各班の発表と質疑応答。その後、各班の代表者が前に出て我々とのディスカッション。畑さんと私は気になるところも似ており、評価の基準も似ていたように思うのですが、田岡さんは建築写真家という顔のほかに、プロデュース業もされていることもあり、プレゼンテーションや、コンセプト力に評価の基準を置かれていて、視点の違いが面白く感じました。
たった、72時間で出された成果物は図面あり模型ありでかなり密度のあるものでした。各班の作品は次回のブログとして、全体の印象を。
グループ作業ということもあり、見た目の成果物としては完成度の高いものが多くありました。しかし、時間が短いせいで意見のぶつかり合いがあまりなかったのか、問題設定からの提案がストレートすぎて、新しさに欠けていたように思います。いいところに目をつけているのにおしい!!という案が3つくらい。ま~、このあたりは、時間とその日初めて会ったメンバーであることなど、難しい条件下なので、しょうがない部分は多いんでしょうけど。多少無理が出ても、挑戦的な提案が欲しかったところではあります。
でも、震災を通して自分たちの日常や都市や建築を見直すことはどの班もしっかりできていたんじゃないでしょうか。それだけでも、有意義な時間だったと思います。この成果物の展示が5/19~6/3の期間中KIITOにて行われるそうです。当日、参加できなかった人、気になる人は是非見に行ってみてください!


writer:KishigamiJunko/ category:イベント


新・港区
2012/05/15 13:36

ヨコハマトリエンナーレ2011の連携プログラムとして行われた、BankART LIFEⅢ「新・港村」が「新・港区」になって再始動する模様。
いろいろな分野のクリエイターが活動する、巨大シェアオフィスですね。 新・港村の際に建てられた建物はそのままで、クリエイターがそれぞれに店子として入るようです。
SPACESPACEが設計した「ブックショップ」はタカノ綾さんが入られるようです。この短期間で、ブックショップが画家のアトリエになるという。面白い企画ですね。



writer:kagawa/ category:イベント


山中温泉
2012/04/28 14:55

またまた、だいぶ時間があいてしまいましたが、先日行った富山~石川県~福井県旅行の中で、山中温泉に行ってきたときのことをちょっと。
山中温泉は加賀温泉郷の中にあります。名前のとおり、山に囲まれた街で自然豊かな場所でした。温泉街がきちんと整備されていて、温泉街めぐりが楽しめます。とは言うものの、行った時期が時期だっただけに、人通りがほとんどなく。。。


お天気も悪かったので、なんだか寂しい雰囲気でしたが、その分この温泉街に多くある、九谷焼や山中漆器のギャラリーをゆっくり見ることができました。街道沿いにはカフェや甘味処も多くあり、歩き疲れたらちょっと休憩。


お店の名前を忘れてしまいましたが。。クリームあん蜜をいただきました。このお店の器はどうも九谷焼と山中漆器を使っているらしく、周りのお客さんを見ていると、同じものを頼んでも、いろいろな器で出してくれてるみたいでした。器によって雰囲気も変わるし、その土地のものにこういうかたちで触れられるのっていいですよね。ついつい欲しくなり、帰りに山中漆器のマグカップを購入してしまっていました。休憩のあと、「お散歩マップ」とやらを手がかりに「芭蕉ゆかりの地を訪ねて散策」コースを歩いてみました。


季節的に、寒々しい写真になってしまっていますが、空気がキリっとしていて気持ちよかったです。きっと紅葉の季節など、もっと気持ちよく、いい景色なんでしょうね。川の水もつめたそうです。まだところどころに雪が残っていました。そして、途中現れたのが、「あやとりはし」という橋。


この橋、上から見るとS字型をしているらしく、構造があやとりのようなことからこの名前がついたとか。デザインはなぜか華道草月流三代目家元・勅使河原宏のものらしいです。
私は温泉街が好きです。温泉街というのは、街路がうまくコミュニティーの場として残されたところが多く、「温泉」という明確なウリを元にまちづくりがなされ、コンセプトがはっきりとしています。特に今回行った山中温泉では、街路だけではなく、もともとの自然を生かした散策路が温泉街のメインの街路とは外れたところにあることで、メイン街路以外への人の誘導、その途中にあるギャラリーやカフェにより、まち全体への観光客の誘導が可能になっていました。
ちょうど一日をのんびり過ごすことができる街として規模としても丁度いい温泉街でした。


writer:KishigamiJunko/ category:建物見学, 近況


鶏道 天満駅前店 (トリミチ)
2012/04/12 17:14

先日、ご近所天満に住む10年来の友人と久々のランチへ。天満周辺ランチの候補はいくつかあったのですが、その日は、6月にできてから友人がずっと気になっていたという鶏道へ。鶏道はJRの天満駅を降りてすぐにあります。ダイコクドラッグの隣です。ランチメニューに「9品目ランチ」800円!というのがあったので、それに、基本的には焼き鳥やさんなので、焼き鳥がメインかと思いきや、いい意味で「いったい何屋やねんw」と思わせる料理。和洋の混在!そしてどれもおいしい!!!最初に出てくるスープもポタージュ(なんのポタージュだったか忘れてしまった。。)も洋風だったし、このプレートの中身も和洋混在w

最初のポタージュスープもめちゃくちゃおいしいし、プレートの中身も日によって違うとか。この日はパスタ、牡蠣フライ、ひじき、里芋の煮物、玉子焼き、つくねのデミグラス煮込み、小あじの南蛮漬けなど。(あと2品目忘れてしまった。。)一つ一つの料理の完成度は高く、とても美味しかったです。とにかく大満足だし、次回別のメニューを食べにリピートする気マンマンになりました!夜も行ってみたいな~。しかしこれで800円って安すぎ!天満、サイコーです!鶏道 天満駅前店 (トリミチ)
http://g.pokepara.jp/kansai/se3/torimichi/


writer:KishigamiJunko/ category:SHOP, グルメ


瑞龍寺
2012/04/12 16:08

だいぶ前回から日が経ってしまいましたが、富山~石川の旅についての続きです。富山では、高岡市にある「瑞龍寺」にも行ってきました。「瑞龍寺」(ずいりゅうじ)は、加賀藩二代藩主前田利長公の菩提寺です。 仏殿、法堂、山門が国宝に、総門、禅堂、高廊下、回廊、大茶堂が重要文化財に指定されている、富山県唯一の国宝です。

私たちが行った時期はこのような状態でしたが、春から夏にかけては芝生の緑に覆われるそうです。お寺の伽藍の内部に芝生というのは珍しいんじゃないでしょうか。また、屋根は銅版で葺かれており、これも珍しいとか。

あとは、伽藍を取り囲む、左右対称の回廊があります。伽藍の方に向けて開けられた開口の障子から射す光がなんとも美しく、単調になりがちな回廊を演出していました。季節もあってか、ほとんど人はいませんでした。でも、その分静寂な空気を存分に感じることができました。今度は、芝生が青々としている季節に来てみたいです 。


writer:kagawa/ category:建物見学, 近況


「にほんのいえ」展 勝手にギャラリートーク
2012/04/06 21:37

現在、大阪堂島リバーフォーラムにて、「にほんのいえ」展が開催されており、我々も出展させていただいています。


今日は、OCT設計学科一年生の設計演習の授業として、展覧会見学に引率し、その場に出展されている建築家の方で関西の方に何人か来ていただき、会場にて「勝手にギャラリートーク」を開催してきました。OCTの学生だけにはもったいない企画なので、事前にtwitte上などで告知したところ、多くの人が集まり、会場は大賑わいでした。


まずは、屋根裏設計寺田さん。建築と道具に差をつけたい。床や窓も道具なのでは。なので、斜めの床も道具としてとらえている。平坦にしたいところは家具として水平の床を。


続いて,dot architectsの赤代さん。リフォーム案。減築によって外部空間を増やしていく。2階レベルを減築により外部化することで裏にある親世帯との関係性をつくっている。親世帯・子世帯の関係性の模索。


次はSPACESPACE。(自分で写真撮れず説明中の写真はありませんが。。。(T T)敷地条件から導き出されるボリューム。環境装置・家具・間仕切り・収納としての丘。新しい建築言語の発明への興味について。


最後に、タトアーキテクツの島田陽さん。敷地環境と、そこへなるべくフラットなるような建ち方。手で運べる部材サイズから構造へ。二階部分のボリュームの家型は町並みと呼応するように。


そして今日は、同じ授業担当で、うちの「地面と屋根上の家」や、TERMINAL01さんの住宅の構造担当のTAPS片岡くんもいたので、構造担当者の視点からも作品の解説をしてもらいました。


>かなり、充実したギャラリートークだったと思います。展覧会は今週8日、日曜日までです。後二日ですが、絶対見るべきです!今、住宅の設計において考えうる様々なキーワードが15作品を通して見えてきます!みなさん是非!


writer:KishigamiJunko/ category:イベント, 展覧会